2015年公開の映画「ワイルドスピード7 スカイミッション」は、本シリーズの7作目です。
これまでのシリーズ最高傑作との呼び声も高く、全世界興行収入6位を獲得。
劇中では高級車や名車が続々と登場し、空中からのダイブやジャンプなど、迫力満点のカーアクションが繰り広げられます。
また、「ワイルドスピード7 スカイミッション」は、撮影期間中にブライアン役のキャスト、ポールウォーカー氏に悲劇が起こっています。
その為、一部のシーンにポール氏の弟2人(カレブ・ウォーカーとコディ・ウォーカー)を代役に起用した遺作としても注目を集めました。
そんなシリーズ第7弾は、今までの中で最凶の敵が登場。
東京、アブダビ、ロサンゼルスと世界を舞台に描き、弟の復讐に燃える、最恐にして凶悪な敵、デッカード(ジェイソン・ステイサム)とチームとの死闘が、ありとあらゆる場所で繰り広げられるというあらすじになっています。
すなわち、今回もおなじみの桁外れのカーアクションが見どころになっているのです。
ワイルドスピード7のあらすじとキャスト
ワイルドスピード7 スカイミッションは、人気カーアクション「ワイルドスピード」のシリーズ第7弾。
前作は、オーウェン・ショウ率いる「国際犯罪組織」を倒したドミニク(ヴィン・ディーゼル)たち。
ですが、本作品ではドミニクたちの前に、オーウェンの兄デッカード・ショウが弟の仇を討つべく現われます。
そして、本作品でも車好きにはたまらない高級車や名車が続々と登場。
迫力満点のカーアクションが繰り広げられ、ドミニクなどのすご腕ドライバーのメンバーが、東京、アブダビ、ロサンゼルスといった世界各地を舞台に壮大な戦いに挑みます。
そんなワイルドスピード7 スカイミッションは、前作を遥かに超えるジェットコースター・アクション。
遂に空にまで及ぶアクションは、輸送機から車に乗ったままパラシュート降下して敵を急襲します。
決してCGでは味わえないリアルな迫力は、さらに時代の先端をゆくサイバー技術と、最新兵器とのバトルで、ロサンゼルスのストリートを戦場に変えます。
さらに爆発のシーンも超過劇。
そのほかにも、原点となる砂漠の街でのカスタムカーレースに参戦するなど、どこをとっても見どころ満載のあらすじとなっています。
最強の敵・オーウェンを倒しロサンゼルスに戻ったドミニク(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウォーカー)が穏やかな生活を送っていたある日。
彼らの仲間であるFBI捜査官・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)が、オフィスに侵入した不審者から瀕死の重傷を負わされる。
犯人はオーウェンの兄・デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)。
ドミニクの“家族”とも呼べる仲間たちへの復讐を決意したショウは、ドミニクの仲間・ハンを殺害。ドミニクにも爆発物を送り付け、彼の自宅を爆破してしまう。
ショウを打ち倒すことを決意したドミニクの前に、極秘諜報機関の謎の男“ノーバディ”(カート・ラッセル)が現れ、取引を持ち掛けてくる。
中東のテロリスト・ジャカンディ(ジャイモン・フンスー)に拉致された天才ハッカー・ラムジー(ナタリー・エマニュエル)を奪還すれば、ラムジーが開発した“神の目”を使わせてくれるというのだ。
“神の目”とは、地球上のあらゆる場所をハッキングできる追跡装置。
これを使えば、神出鬼没な元英国諜報部隊員・ショウの居場所もつかめるはず…。
ドミニクはアゼルバイジャンの山岳地帯を移動中のジャカンディを、なんと“空”から襲撃することを決意し―!!
引用元:金曜ロードシネマクラブ
■ドミニク(ドム)・トレット/ヴィン・ディーゼル(楠大典)
■ブライアン・オコナー/ポール・ウォーカー(高橋広樹)
■ホブス/ドウェイン・ジョンソン(小山力也)
■レティ/ミシェル・ロドリゲス(甲斐田裕子)
■ローマン/タイリース・ギブソン(松田健一郎)
■テズ/クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(渡辺穣)
■ミア/ジョーダナ・ブリュースター(園崎未恵)
■ジャカンディ/ジャイモン・フンスー(立木文彦)
■キエット/トニー・ジャー(浪川大輔)
■カーラ/ロンダ・ラウジー(佐古真弓)
■ラムジー/ナタリー・エマニュエル(坂本真綾)
■ミスター・ノーバディ/カート・ラッセル(大塚芳忠)
■デッカード・ショウ/ジェイソン・ステイサム(山路和弘)
ワイルドスピード7ではポールの代役を弟が務める
ワイルドスピードシリーズの中で、主人公の一人であるポールウォーカー氏は、2013年11月30日、友人ロジャー・ロダス氏が運転するポルシェの助手席に同乗していました。
しかし走行中、車はコントロールを失って暴走。
結果、ふたりに悲劇が起こってしまったのです。
ポール氏はこのとき、本作「ワイルドスピード7 スカイミッション」の撮影の真っ最中で、感謝祭の4連休を利用して、ロサンゼルスに戻ってきていたといいます。
そして月曜には、またアトランタで撮影を始める予定だったということです。
では、なぜ撮影が出来なかったのに、本作品のキャストで出ているのか。
ポールウォーカー氏が出演できなくなった後、スタッフたちは映画の続きを撮るべきかどうかが、分からなかったといいます。
しかし、考え抜いた末に撮影再開を決定。
それがファンの望んでいることであり、ポール氏もきっとそう望んでいるに違いないだろうとの決断からだったようです。
そして、撮影は再開され、ポールウォーカー氏の代役に弟のケイレブとコディがキャストに参加。
2人は、ポール氏が撮れなかったアクションシーンを完成させたのです。
ちなみに、ストーリーの途中から弟が代役を務めたにもかかわらず、気づかなかったのは、CGをうまく使っていたからだったと思います。
また、次作の「ワイルドスピード8 ICE BREAK」にポール氏演じるブライアン・オコナーが登場するかといえば、「ポールは登場しませんが、何らかの形でその存在が登場することになります」とのこと。
代役で出演した弟のケイレブとコディは、登場しません。